AIサーバーにおけるMLCC要求容量の増加
▷ AIサーバーボードには数十個の高性能チップ(GPU、メモリ、電源IC)が高密度に配置され、数千個ものコンデンサが必要となります。このような場合、小型サイス(0603mm など)のMLCCを使用しないとボードの配置が難しく、Rack 1台あたり数十個のASIC/GPUが集積されることで発熱量が増大するため、高温環境下でも安定的な特性を維持できるX6S以上のMLCCが求められます。高温条件での容量変動が小さく漏洩電流が低いX6S MLCCは、AIサーバーの長時間稼働に有利です。
▷ AIサーバーでは一般的なサーバーに比べて10倍以上のMLCC搭載が求められますが、GPU近傍への実装が必須となるため、MLCCの実装面積には制約があります。そこで、小型超高容量MLCCを半導体Package基板に内蔵し、Silicon dieに近接配置することでLine pathを短縮し、基板設計の最適化および発熱管理に寄与できます。また、高さ0.33tという薄型設計により、Land Sideへの使用も可能です。
小型超高容量MLCCのご提案
▷ 本アプリケーションに適用可能なサムスン電機の小型超高容量MLCC CL03X475MS3CNW# (0603mm、4.7㎌、X6S、2.5V)をご紹介します。
[Product Specifications]
Samsung | Size (mm/inch) | Capacitance | Related Voltage | TCC | Data Sheet | Sample |
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CL03X475MS3CNW# | 0603/0201 | 4.7㎌ | 2.5Vdc | X6S | Available |
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